hide最後の新曲「子ギャル」に想う。hideの先進性

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先週発表された hideの “最後”の新曲「子ギャル」が12/10にリリースされる。
この曲が出る事自体に賛否が巻き起こってるが、個人的にはなんだかんだで興味のある人は聴くんだろうし、良いと思ってます。

故・hideさんの歌声、VOCALOIDでよみがえる 遺作「子 ギャル」完成
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/23/news145.html

「子ギャル」は hideが1998年に制作していたアルバム「Ja,Zoo」に収録される予定だった曲だ。
メロディーと歌詞が出来てる。しかし、歌を入れる前に本人が亡くなってしまった。
それを残念に思い、98年のhide不在のライヴツアーではSpread BeaverのBass担当、Chirolynが代わりに唄った。それきりの、まさに秘蔵の曲だった。

それ以外にも2000~2005年にあったhide MUSEUMでは「子ギャル」の歌詞ノート(直筆)が展示された。

そんな不運な曲を現代のボーカロイド技術で、hideそっくりのボーカルを吹き込んだものが今回の新曲になる。 hideが亡くなった1998年に16年後、こんな形で「子ギャル」がリリースされるなど誰も予想してなかったはずだ。
本当にあの癖のある歌い方、声が再現できるのか?! 結局hideじゃないじゃん!という意見が飛び交っている。

ボーカロイドの予言(?)

実は「子ギャル」がリリースされる経緯にはこんな裏側がある。
hideの側近である音楽プロデューサーI.N.A.がかつてブログでこう綴っている。

「hideくん、この先、年をとったらいつまでV系でやってくの?」とレコード会社のお偉いさん(93年当時)。

hide→「CGで完璧なヴィジュアルアーティストつくって、俺はいつのまにかフェイドアウトして、
でも、hideって名前でやってくの。いつのまにかすり替わってんの。もちろん、音楽は俺がつくるの」

hideは1993年の時点でボーカロイドの出現を予言していたのだ!
って言うと大袈裟だし、冗談半分で言ったと思われるのだが、その妄想が現実になる日が来たのは感慨深い。
I.N.A.はこのやり取りを覚えていて「子ギャル」のリリースに踏み切れたんだと思う。
ミックスは実に2年を費やしたようだ..

hideの先進性

hideというアーティストは基本的に先進性、新しいもの好きな所があり、そこが僕自身も好きな所だった。

1995年にTVインタビューで趣味を聞かれた時も「インターネット」と答えていた。
95年当時は自宅にパソコンとインターネット回線が開通している家は数少なかったが、その頃からhideはネット上で(インターネットをしている数少ない)ファンとの交流をおこなっていた。

1997年には都内4か所でのオールナイト・クラブ・イベント(インターネット中継付)を開催するなどファンを驚かせるのがとても好きだった。
そんなhideの「最後の」新曲。恐る恐るだけど、僕は聴いてみようと思う。
それはhideであってhideじゃないけど、『hideが築いたもの・描こうとしたもの』に違いないはずなので。